Ⅲ 品質管理監査結果1.品質管理監査概要 令和5年度(第47回)の品質管理監査は、例年通り、監査の中立性・公正性・透明性を保つために、産・官・学からの正監査員と生産者側からの副監査員とが、2名1組で1日1工場を監査した。 また、「監査員の平準化」、「工場の、より一層の理解」を図る意味でも、全国生コンクリート品質管理監査会議が策定した「全国統一品質管理監査基準チェックリスト」の監査基準を遵守した上で「品質管理監査基準チェックリストマニュアル」、「現認項目チェックリスト」、及び「事前監査チェックリスト」を作成し、特に、A項目の総括的事項を中心に監査を行った。 さらに、当地区会議の重点項目として「※指導」(減点無し)を、13項目設けた。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年間立会者を無しとしていたが、今年度は立会者を募って実施した。 監査結果は、47工場が監査を受審し、全工場が適合と判定された。各工場の減点は、無しが33工場、1~10が13工場、11が1工場であった。 品質確保、管理状況を確認するための査察は、例年通り令和4年度の合格工場より無作為に抽出した5工場(合格工場の10%以上)について実施した。実地調査並びに配合の妥当性の確認、貯蔵骨材の現認、製造量と出荷量の整合性の確認、及び管理供試体の確認をしたが、問題なく全工場が合格した。 また、監査終了後、正副監査員合同会議を開催し、「品質管理監査項目別監査員気付事項」を、受審した全工場に配布した。10
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