品質管理監査報告書2021
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Ⅲ 品質管理監査結果1.品質管理監査概要 令和2年度(第44回)の品質管理監査は、例年通り、監査の中立性・公正性・透明性を保つために、産・官・学からの正監査員、生産者側からの副監査員が、2名1組で1日1工場を監査した。また、「監査員の平準化」、「工場の、より一層の理解」を図る意味でも、全国生コンクリート品質管理監査会議が策定した「全国統一品質管理監査基準チェックリスト」の監査基準を遵守した「品質管理監査基準チェックリストマニュアル」、「現認項目チェックリスト」、及び「事前監査チェックリスト」を作成し、それに基づき実施した。ただし、今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密を避ける対策を施し、実施した。なお、立会者はなしとした。 監査結果は、52工場が監査を受審したが、全工場が適合と判定された。各工場の減点数は、0点が44工場、1~10が8工場であった。 品質確保、管理状況を確認するための査察は、例年どおり令和元年度の合格工場より無作為に抽出した6工場について実施した。実地調査並びに配合の妥当性の確認、貯蔵骨材の現認、及び管理供試体の確認をしたが、問題なく全6工場が合格した。 また、優良工場表彰制度を設け、全国会議の「優良工場表彰に関するガイドライン」に沿って、地区会議独自の基準(コンクリート主任技士を含め3人以上の有資格者が常駐、望ましい事項が9項目以上a判定であること、静弾性係数、及び乾燥収縮ひずみの値を把握していること等)を上乗せし、すべて満足している工場に対し、優良工場として表彰することとしている。昨年度は、8工場が表彰されたが、今年度に限っては、コロナ禍でもあり、優良工場表彰は見送りとした。10

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